<全日本:東京大会>◇23日◇東京・後楽園ホール◇1500人

 元横綱曙(40)がプロ格闘家転向後、悲願の初タイトルを獲得した。アジアタッグ選手権試合で元幕下浜亮太(29)と組み、王者鈴木みのる(41)NOSAWA論外(32)組に挑戦。曙は20分45秒、ダイビングボディプレスからの体固めでNOSAWA論外を撃破した。

 浜亮太はメジャー3団体ではデビュー史上最短でのタイトル獲得に成功した。これまでは新日本・中邑のデビュー467日でのIWGPヘビー級王座獲得が最短。浜は324日で成し遂げた。「横綱(曙)は角界に入門した時から目をかけてくれて。相撲やめてもタッグを組んで戦えて。ぼくは世界一の幸せ者です」と号泣していた。