<プロボクシング:WBO世界ウエルター級タイトルマッチ>◇14日(日本時間15日)◇米・ラスベガス

 プロボクシングでアジア人初の4階級制覇を成し遂げたマニー・パッキャオ(30=フィリピン)がアジア人初、史上5人目の5階級制覇を達成した。王者ミゲール・コット(29=プエルトリコ)から2度のダウンを奪うなど圧倒。最終12回55秒にTKO勝ちした。パッキャオの戦績は50勝(38KO)3敗2分け。

 パッキャオが偉業を達成した。1300万ドル(約11億7000万円)以上のファイトマネーと新たなベルトを手にしたパッキャオは「僕にとって、これ(5階級制覇)は歴史的快挙だ。このことをフィリピン人がやったということに重要な意味がある」と語った。

 35戦34勝(27KO)1敗だったコットを完全に子供扱いした。3回に右フックで、4回にはロープに追い詰められて押し返してきた相手のあごに、狙い澄ましたような左アッパーでダウンを奪った。中盤からは逃げるコットを追い掛ける一方的な展開に。最終12回に連打で追い込むと、レフェリーが試合終了を告げた。顔を腫らすコットと対照的に「タフな相手だった」と涼しい顔で振り返った。

 初めて世界王座をつかんだフライ級(50・8キロ)から8階級上のウエルター級(66・68キロ)まで上り詰めてきたが「この階級が僕にとって最後の階級」と話した。今後については「今は勝利を満喫して少し休みたい」と語ったが、会場のファンが「We

 want

 Floyd(メイウェザー戦が見たい)」とコールし、ローチ・トレーナーも「メイウェザーと戦うのが見たいね」。40戦全勝の元5階級王者メイウェザーとの大一番も、現実味を帯びてきそうだ。