WBC世界ミニマム級タイトルマッチが27日、有明コロシアムで行われる。前日計量が26日、行われ、挑戦者黒木健孝(28=ヤマグチ土浦)が47・5キロ、王者オーレドン・シッサマーチャイ(24=タイ)は47・0キロと、両者リミット以下で計量をクリアした。黒木は「自信は51%。1%でも可能性にかけるということ」と説明した。故郷長崎から両親に6人のきょうだいら約50人が応援にくる。四男坊は「ボクシングで有名に」と01年に上京し、里帰りは日本王座獲得後の2回だけ。変幻自在な動きから「土浦の孫悟空」と呼ばれる。「かき回して勝って錦を飾りたい」と晴れの夢舞台を心待ちにしていた。