4日の新日本東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座を奪回した棚橋弘至(34)が、王者権限で長年の夢を実現させる。都内の事務所で5日、一夜明け会見を行い、5月の米国遠征に向けて専属美女軍団の結成を会社側に要求すると宣言した。ニューヨーク東海岸の3都市を回るツアーまでベルトを守り、日本のプロレスの伝道師になることを約束。さらに、「この機会にジャパニーズ・ビューティー(日本美女)の素晴らしさも伝えたい」と、チャラ男キャラらしい野望をぶち上げた。

 棚橋はここ数年、1月の契約更改の席で、美女軍団結成を要求しては却下されてきた。だが、外敵小島聡(40=フリー)からの王座奪回で団体の危機を救ったことで、発言力が増すことは間違いない。「オーディション開催を主張しますよ。更改の席が楽しみですね。菅林社長の女性の好みも優先させます」と、説き伏せる気満々だった。