故橋本真也さん(享年40)の長男で、ゼロワンからデビューした大地(18)が、父の盟友相手に初勝利を宣言した。21日の全日本両国大会で、全日本社長の武藤敬司(48)とシングルで対戦することが8日、発表された。大地にとって、6日のデビュー戦で戦った蝶野に続いて、父と同じ闘魂三銃士との戦いになる。「蝶野さんとのときは、緊張もあって『勝てるかな』という気持ちだった」。その上で、「僕がゼロワンを背負っていいのか分からないけれど、背負うからには勝たないといけない」と、自らハードルを上げた。

 武藤から「俺はなめられてるのか?」と笑いながら突っ込まれても、動じなかった。「2戦目なので不安の方が大きいけれど、デビューしたので『試合をしたい』という楽しみもある」。一人前のレスラーらしく、引き締まった表情で言い切った。