日本ボクシングコミッション(JBC)の元事務局長の小島茂さんが8月26日に肺炎のため死去していたことが21日、分かった。80歳だった。故人の遺志を尊重し、近親者のみで密葬が営まれており、20日に親族によってボクシング関係者らに報告されたという。小島さんは神奈川県生まれ。明大法学部卒業後、片山哲元首相の秘書を務め、64年にJBC事務局入りした。72年から事務局長を務め、78年にはJBCの財団法人化にも尽力。WBA、WBCとのパイプ役も担い、WBA副会長なども歴任。数々の世界戦で立会人も務めた。05年、JBC中部地区のジャッジ不正行為疑惑が表面化した後、体調を崩し、06年に健康上の理由で事務局長を退任していた。