元K-1王者で東洋太平洋ヘビー級8位の藤本京太郎(26=角海老宝石)が、緩みきった相手に必勝を誓った。WBC同級15位チャウンシー・ウェリバー(米国)と今日19日、東京・後楽園ホールで対戦する。18日の計量では京太郎の102・4キロに対し、ウェリバーは113・5キロだった。

 13日に来日後、ウェリバーはほとんど練習せず、部屋にこもる。この日の計量で、ぽっちゃりした体を見た京太郎は「おなかに妊娠線が出ていた」とジョークを飛ばせば、師事する田中トレーナーも「あれは練習していない体」と切って捨てた。

 それでも、ウェリバーは60戦以上のキャリアを誇り、一時は同級5位にランクしたこともある。実力不明の不気味な相手だからこそ、油断はしない。勝てばヘビー級世界ランカーの肩書を得るだけに「日本では特別な階級のヘビー級を盛り上げるためにも勝つ」と引き締めた。