全日本の世界タッグ王者の大森隆男(43)征矢学(27)組が30日、都内で会見して王座を返上した。11月17日の東京・後楽園大会で開幕の世界最強タッグ決定リーグ戦へ、背水の陣で臨むため。
征矢は「全日本の40周年、大森隆男の20周年を記念して王座は返上する。最強タッグに優勝して、また世界タッグのベルトを巻きたい」と言い出し、内田雅之社長(50)が認めて同リーグ戦の優勝者が次期王者に就くことが決定した。
大森は「返上する必要あるのか」と問うと、征矢は「過去の歴史を振り返ると7組が最強タッグ前に返上して、天龍、ハンセン組と三沢、小橋組が優勝して返り咲いている。2人でワイルドを極めるには、これしかない」に大森も「それがワイルドの道なら」と了承した。【小谷野俊哉】
◆世界タッグと最強タッグ
インターナショナルとPWF世界の統一戦を制したジャンボ鶴田、谷津嘉章組が88年6月に世界タッグ初代王者に就いた。同年の世界最強タッグを前に鶴田、谷津組が王座を返上して、優勝者が王座に就くことに。その後も89年天龍源一郎、スタン・ハンセン組、90年鶴田、ザ・グレート・カブキ組、91年三沢光晴、川田利明組、92年鶴田、田上明組、93年ハンセン、テッド・デビアス組、94年三沢、小橋健太組が返上。優勝して返り咲いたのは89年天龍組と94年三沢組だけ。

