序ノ口格行司の木村先進(17=立浪)が、初めて自分の軍配を持って土俵に上がった。

昨年11月の九州場所で初土俵を踏んで以来、出羽海一門から貸し出された軍配を使ってきた。このほど、京都の業者に自ら発注し、約4万円で軍配を購入。3日目に届き、4日目の夜、師匠の立浪親方(元小結旭豊)に「木村先進江 令和八年五月 立浪耐治」と筆で書き込んでもらった。

この日、前相撲の一部と序ノ口9番、序二段1番を合わせた先進は「師匠の直筆ですし、すごいやりがいを感じられます」と喜んでいた。

若花新-東山戦は行司軍配差し違えとなったが、際どい投げの打ち合いで、行司の兄弟子からは「個人的には、あれはもう一丁でもいいくらい。気にしなくていい」とねぎらわれた。大國山-風ノ華戦は、またも物言いがつく際どい土俵際となったが、こちらは行司軍配通り。「思い出に残る日になりました」とかみしめていた。