<プロボクシング:ヘビー級8回戦>◇4月30日◇東京・後楽園ホール

 日本ヘビー級王者藤本京太郎(27=角海老宝石)が、日本ミドル級2位石田順裕(38=グリーンツダ)を辛くも判定で下した。後半手数勝負で3-0の判定勝ち。負ければ王座陥落だったが、なんとかベルトは守った。

 採点発表前、藤本は「負けたと思った」と首を振った。ジャッジは1人が1ポイント、2人が2ポイントの小差。「1年間練習していたら負けていた。次やっても勝てない。もういい」。まるで敗者のようだった。

 3回にワンツーを浴びて腰を落として後退した。「2発ぐらい効いた。痛いのは初めて」と脱帽。約12キロの体重差を生かせず、石田がバテたところを小刻みなパンチの手数で上回った。前夜は怖くてほとんど寝られなかったという。「すごい選手。1つ乗り越え、いい勉強になった」と胸をなで下ろしていた。