ボクシングのワタナベジムの渡辺均会長(64)は8日、WBAがスーパーフライ級王者・河野公平(33=ワタナベ)と同級2位の亀田興毅(27)の指名試合の興行権を争う入札を行うと発表したことに対し、日本ボクシングコミッション(JBC)を通して入札の取りやめを求める意向を示した。興毅が国内のライセンスを保持していないことから、「仮にうちが(入札に)勝っても、日本では試合ができない。意味不明な状態だ」と話した。しかし、「半分覚悟は出来ている」と抗議が通らない場合も想定している。「河野には海外もあると言ってある。ただ、入札となったら取りに行く。それなりの金額を出す準備はある」とした。