2場所連続37度目の優勝を目指す横綱白鵬(31=宮城野)は、新関脇琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)を立ち合い左で張って右に体を開きいなして押し出し8連勝、自身の最多記録を更新する41度目のストレート給金となった。ただ、白鵬の相撲が立ち合い変化したかに見えたのか場内からはブーイングが起きた。

 横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)は、大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)をとったりで下し7勝目、1敗を守った。琴奨菊は5勝3敗となった。

 横綱鶴竜(30=井筒)は、前頭3枚目碧山(29=春日野)を引き落として6勝目。

 大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、小結隠岐の海(30=八角)の上手投げを食らって6敗目を喫した。

 大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は、前頭4枚目嘉風(34=尾車)を鋭い立ち合いの踏み込みから押し出して8連勝、2場所連続で中日に勝ち越した。嘉風は2勝6敗。

 大関豪栄道(29=境川)は、前頭2枚目逸ノ城(23=湊)の突き押しに土俵際まで追い込まれる場面もあったが、最後は突き落として7勝目。逸ノ城は3勝5敗。

 1敗で追う前頭5枚目の栃煌山(29=春日野)は、同8枚目御嶽海(23=出羽海)に寄り切られて2敗目を喫した。御嶽海とともに6勝2敗。

 前頭15枚目の遠藤(25=追手風)は同11枚目松鳳山(32=二所ノ関)を寄り切って6勝目とした。

 新十両宇良(23=木瀬)は、幕下筆頭の白鷹山(21=高田川)を送り倒し6勝目。同じ新十両の佐藤(19=貴乃花)は、同9枚目天風(24=尾車)をはたき込んで無傷の8連勝と星を伸ばした。

 勝ちっ放しは白鵬、稀勢の里、1敗で日馬富士、豪栄道。