新横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が5日、大阪市港区の部屋で出稽古に来た関脇玉鷲(32=片男波)らと計18番相撲を取った。

 玉鷲には14勝2敗、弟弟子の関脇高安(27)には2勝だった。

 日曜日とあって稽古場には約300人のファンが訪れ、宿舎の外にも長い行列ができた。観衆の熱い視線を浴びながら、しっかりと汗をかいた稀勢の里は「だいぶ体もいい感じになってきた」と納得した。春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)まで残り1週間となり「感覚のズレをしっかり修正してやっていきたい」と話した。