SKE48松井玲奈(24)が8月31日、名古屋・栄のSKE48劇場で、最後の公演に出演した。7年前、アイドルとして初ステージに立った小さな劇場で、万感の思いを込めて歌い踊り、涙で、2588日のアイドル人生にピリオドを打った。

 松井玲は公演終了後、取材に応じ、女優業への並々ならぬ覚悟を口にした。女優になれば、ヌードも含めた体当たりの演技も必要になる。ベッドシーンなどへの挑戦の可能性を聞かれると、「作品を作って下さる方と話をしてからですが、覚悟はあります。時と場合によるんじゃないかな」と言い切った。

 アイドル活動を終えた直後で、ファンにも酷な質問だったが、ファンには「頑張って(耐えて)下さいって言いたいです」と笑顔でエール。「やりたいことに真っすぐ進む姿を応援してもらいたい。自分の気持ちにウソはつきたくないから」と真剣だった。

 歌手としての活動は「お話が来れば」と、あまり積極的ではない。しかし、1つだけ大きな目標がある。「48グループとして紅白歌合戦に出場させてもらった。今度は大河ドラマだったり、朝ドラに出演して、チャンスをつかみたい。そして、紅白に別の形で参加できたらいいな」。SKE48の一員としても2度出場した紅白のステージに帰ることを夢見ていた。