結成3周年を迎えたNMB48が13日、アリーナとしては西日本最大規模の大阪城ホールでコンサートを行った。この日は2回公演で、昼公演では山本彩(20)が、渡辺美優紀(20)のソロ曲「わるきー」を、渡辺が山本のソロ曲「ジャングルジム」を入れ替わって披露した。

 また、結成直後からの公演曲として人気が高い「なんでやねん、アイドル」を山本、渡辺の2トップでパフォーマンス。同曲は、普段、公演で進行を務めることが多い木下春奈(15)門脇佳奈子(16)の楽曲だが、この日は特別にNMBの両エースがセンターを務めるなど、珍しい試みが随所で行われた。

 アンコールの途中には、恒例のサプライズ発表もあり、来年1月1日に公演曲のCD発売が発表。続いて来年春、チームMによる大阪府内ツアー開催も発表された。ボーイッシュで強気、変態キャラクターの木下百花(16)は腰砕けになりステージへ座り込み、号泣。「ありがとうございます…みんな…やりたいって言ってて」と泣き崩れた。

 2番目にできたチームMは、1期、2期生の混合チーム。当初、1期生だけで作られた完成度の高いチームN、3期生だけのチームB2は結束力と、各チームの特色はあったが、Mメンバーは、個性の位置づけに悩んでおり、結束力アップにはチームMでのツアーは不可欠と考え、切望していた。

 それだけに、チームMのセンター、矢倉楓子(16)は「これ、ホンマですか。まだ信じられへん」と、ぼうぜんとしたまま。そんなMメンバーに1万1000人ファンで埋まった客席からは「チームM!」とコールが起こっていた。