角川春樹氏(67)が12年ぶりに監督を務めた映画「笑う警官」(11月14日公開)の試写会が29日、都内で行われ、主演大森南朋(37)らが舞台あいさつで登壇した。角川監督は93年に麻薬取締法違反などで逮捕され、00年に実刑が確定。04年に仮出所していた。事件に疑惑を抱く反骨の警官らが、北海道警内部の闇に迫るというストーリー。「この映画製作は、テレビ局に断られました。『警察を敵に回すわけにはいきません』と。警察を敵に回して怖くない監督は、角川春樹しかいませんから(笑い)」。

 同氏の事務所が発行するファッション誌「Popteen」のモデル3人が応援に訪れ、舟山久美子(18)が「スリル満点の映画です」とPR。角川監督は「3人を次の作品に出演させてみては」と振られると「そういうことはありますね。僕は女性には怒らないから」と乗り気だった。