ディズニーファンのための公式イベント「D23」が8月14日から16日まで、ロサンゼルス郊外アナハイムで開催され、数々の最新情報が発表され、多いに盛り上がった3日間でした。2009年から始まったこのイベントは、2年に一度開催されており、ディズニー映画の新作発表やウォルト・ディズニー・パーク&リゾートのプレゼンテーション、グッズの展示・販売、パネルディスカッションなどが行われ、世界中から大勢のディズニーファンが集まることで知られています。また、このイベントは大物スターがサプライズ登場することで知られ、今年もジョニー・デップをはじめ、ハリソン・フォード、クリス・エバンスら大勢のスターが登場して会場を盛り上げました。そんな今年のD23のハイライトを一挙まとめて現地からレポートします。

 初日の14日には、ディズニー社に大きな貢献をした人物に贈られる「ディズニー・レジェンド」の表彰式が行われ、「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親ジョージ・ルーカス監督が授賞しました。人気ドロイドR2-D2、C-3POと共にステージに登場すると、会場はスタンディングオベーションで大きな拍手に包まれました。オープン2日目から60年間、毎年必ずディズニーランドを訪れていると言うルーカス監督は、「ディズニーからいつも素晴らしいインスピレーションを与えてくれている」と語り、8000人のファンは大熱狂でした。

 そして、ルーカス監督の後には、完全なサプライズでデップの授賞が発表され、本人がステージに登場すると会場は割れんばかりの大声援に包まれました。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを始め、「イントゥ・ザ・ウッズ」「アリス・イン・ワンダーランド」など数々のディズニー映画に出演しているデップは、「何でここにいるのか分からない。ジョージ(・ルーカス監督)たちの仲間に入れてもらえて光栄です」とスピーチ。そんなデップは、翌日に行われたディズニーの実写映画の新作発表会にも、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで演じているジャック・スパロウになりきってステージに登場。コスチュームを身にまとったデップは、「ここはどこ?」と言いながらふらふらとステージを歩きまわり、観客に向かってブドウを投げるパフォーマンスで会場を大いに盛り上げました。また、同シリーズ3作目まで出演していたオーランド・ブルームが、ウィル・ターナー役でカムバックすることも発表されました。新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッド・メン・テル・ノー・テイルズ」は、2017年夏に公開予定です。

 しかし何と言っても最大の目玉は、「スター・ウォーズ」をテーマにしたパークを当地アナハイムとフロリダ州オーランドの2カ所にオープンさせることが正式に発表されたことでしょう。ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOが、14エーカーの広大な敷地にスター・ウォーズの世界感を丸ごと再現し、観客がミレニアム・ファルコンを操縦できるアトラクションなども建設予定であることを明かし、パークのイメージ映像も公開されました。「スター・ウォーズ」の一員になれるパークのオープン時期は発表されていませんが、ファンにとっては嬉しいニュースとなりました。

 また、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開を12月に控えて盛り上がりを見せる中、J・J・エイブラムス監督を始め、本作の関連イベント初登場となるルピタ・ニョンゴ、そしてサプライズゲストでハリソン・フォードらが登壇。残念ながら待望の新たな予告編は公開されませんでしたが、16年公開予定のスピンオフ版「ローグ・ワン」の初ビジュアルがお披露目された他、19年に公開される「エピソード9」の監督に、「ジュラシック・ワールド」を大ヒットさせたコリン・トレボロウ監督が務めることも同時に発表されました。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)