ジョニー・デップが妻への家庭内暴力(DV)疑惑で泥沼の離婚劇を繰り広げていることは多くのメディアが大々的に報じていますが、今度はリンジー・ローハンが婚約者のロシア人富豪からDVを受けていたことを英紙に告白。相次ぐDV報道で、ハリウッドもちょっとした騒動になっていますが、過去にもスターたちが絡んだDV事件が多々起きています。
ハリウッドでDV男としてまっさきに名前が挙がるのは、チャーリー・シーンでしょう。1997年に交際中の女性に暴力をふるって裁判沙汰になったほか、2006年には当時の妻デニース・リチャーズへの暴行容疑で接近禁止命令が下されています。また、2009年のクリスマスイブには3番目の妻ブルック・ミュラーさんにナイフを突きつけて「殺す」と脅したDV行為で逮捕もされています。最近も2014年に破局した元恋人ブレット・ロッシに暴行し、HIV感染の危機にさらしたとして裁判を起こされましたが、その後の報道でロッシ殺害計画について話す会話を録音した音声が流出する騒ぎもありました。
暴言とDVでキャリアを失ったと言われるのが、メル・ギブソンです。2006年にロサンゼルス郊外で飲酒運転で逮捕された際に警官に対して反ユダヤ的な差別発言をしたとして物議を醸し、2010年には元恋人のロシア人歌手オクサナ・グリゴリエバへのDV疑惑が発覚。裁判では顔を殴られ、歯を2本折る大けがをしたと主張したグリゴリエバに対し、75万ドルの慰謝料を支払って和解したと言われています。一連の騒動で仕事を干され、「一緒に仕事をしたくない人物」としてブラックリスト入りしたと言われています。
恋人の歌姫リアーナに暴力をふるって逮捕されたのはクリス・ブラウン。2009年のグラミー賞授賞式前夜にリアーナに暴行を加えたとしてブラウンが逮捕されたニュースも大きな衝撃でした。傷だらけのリアーナの顔写真がネットに流出し、人気アーティストによるDV事件は世間からも大きな注目を集めました。歌姫と言えば、故ホイットニー・ヒューストンさんも、夫のボビー・ブラウンから暴力を振るわれていました。2003年には自宅で殴られたとして自ら通報するなど、日常的にDV行為があったと言われています。
ニコラス・ケイジは、最近離婚が報じられた元ウエートレスの妻アリス・キムさんに、2011年に路上で泥酔して罵詈雑言を浴びせてDV容疑で逮捕されました。目撃したタクシードライバーの通報で警官が駆け付けましたが、キムさん本人は暴行は受けていないと無実を主張したといわれています。また、人気ドラマ「プリズン・ブレイク」でブレークしたレイン・ギャリソンは、2012年にプレイボーイ誌の元モデルの恋人アシュレイ・マッティングリーに暴力をふるったとして逮捕され、2カ月間服役しています。ビバリーヒルズのマンションで待ち伏せし、腕をつかみ、顔を殴る様子が防犯カメラに収められていたことで、言い逃れができなかったのです。
こうして見ても人気スターによるDV事件が過去にも起きていることが分かりますが、他にもショーン・ペンやトム・サイズモアといったスターたちにもDV疑惑や逮捕歴があります。デップとアンバー・ハードの離婚裁判は6日に審問が行われたばかり。デップは今回のDV疑惑で今後のキャリアを危ぶむ声も出ているだけに、なんとしても「DV男」の肩書がつくことだけは避けたいはず。弁護団はハードが主張するDVが真実だったのか厳しく追及することになるとみられており、裁判の行方に注目が集まっています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)




