タレント三船美佳(32)がバンドTHE虎舞竜の高橋ジョージ(56)に離婚や親権を求める裁判の第1回口頭弁論が3日、東京家庭裁判所で行われた。三船は仕事のため姿を現さなかったが、高橋は出廷した。

 閉廷後、裁判所前で高橋が取材に応じた。一問一答は以下の通り。

 -口頭弁論を終えて

 高橋 とりあえず、次回(の裁判)をどうするかという話し合いが長かったので。内容についてはお話できないんですけど。

 -高橋さんは出廷されましたが、美佳さんは出廷しませんでした

 高橋 美佳さんのほうはお仕事だと聞いています。僕は、自分のことなので。人に任せることでもないし、子どものことでもあるので、出られるんだったら、出たいと思いました。

 -美佳さん側から、証拠として、モラル・ハラスメントに関する本が提出されたようですが

 高橋 これは、いろんな誤解があって。モラルハラスメントを受けている被害者の方が現にいるわけですよね。その辺の気遣いがあるので、そうだともそうでないとも言えないのですが。ただ、提訴の内容を見ると、僕にとってはまったく心当たりのない内容でした。ただ、まあ、美佳さんは「子どものことを第一に」と会見で言っていたのですが、仮に離婚ということを協議するのであれば、親が離婚について、全く会わないで話し合いもせずに終わったっていうのは、子どもにとって相当な心の傷になると思うんですよ。結論はいずれにしても、当人同士が、人を介してでも話し合いたい。美佳さんは「何度も場所を設けている」って言っているみたいですけど、離婚の話は一度もございません。それが、彼女にとってマイナスだと思いますし、子どもにとっても一番マイナスだと思います。

 -会見以降に会ったことは

 高橋 まったくないです。

 -高橋さんと義母さんとの確執が問題だったという報道もありましたが

 高橋 争点にはならないと思いますけど。伏線としてはあるかもしれませんが。家庭内のことなので、今はそれは関係ないです。

 -今後、美佳さんに出廷してほしいか

 高橋 都合ですから。自由ですので。本来であるならば、裁判所ってことじゃなくて、テーブル囲んで、子どもを置いて、ご飯を食べながら、どうしたらいいんだろうねっていう話し合いができたら。それが僕の夢ですけどね。僕は別居してからそういう提案をし続けてきました。

 -裁判は高橋さん有利という話もある

 高橋 それはなんとも。僕はこういう裁判は初めてなもんですから。

 -勝算は

 高橋 勝ち負けじゃないです。それが離婚なのか、離婚しないほうがいいのかは分かりません。お互いが幸せになる道を模索したほうがいいんじゃないかと。

 -早く和解したい

 高橋 もちろん。僕から提訴しているわけではないですから。

 -高橋さんが「離婚しても仕方ない」と言っているという報道もある

 高橋 それは、例えば、ということなんで。僕は先ほども言いました通り、離婚を意地悪でしないというわけではないんです。ただ、子どもにとって、両親が話し合いもせずに離婚したっていう事実は、つらいもんですね。僕も両親が離婚しているもんですから。話し合いというか、とりあえず向かい合ってテーブルにつきたいなっていうのが事実ですね。

 -離婚したくない、という気持ちは変わらない

 高橋 変わらないですよ。それが意地悪で終わるのはいやですけどね。子どものことを思って、話し合いで、離婚のほうがベストだというふうに、僕が変わるかもしれない。本人(美佳)がこういうことがつらかったんだっていうのがあって、じゃあ僕とは無理だね、ってなったら。

 -お子さんとは会えていないのか

 高橋 全然会えてないです。ちょうど1年になりますね。

 -その髪形と服装は、裁判のためか

 高橋 いやいや。僕はドラマをやっているんで。(現場に)入る前はこのままで、そのままセットしているので。

 -今はとにかく、本人の口から聞きたいと

 高橋 まあ、やんわりと。

 -美佳さんに言いたいことは

 高橋 まあ、特にないんですけど、僕はじっくり、時間をかけて、療養っていうか、気持ちを整理していただきたいなって思うし。いつでも、話し合いの門戸を開けています。

 -2人は2度と元に戻れないんでしょうか

 高橋 いやいや。不可能に近くても、不可能ではないと思います。かなり不可能に近いと思う方も多いと思うんですけど。

 -まだ諦めていないんですか

 高橋 はい。

 -美佳さんを愛していますか

 高橋 最高に愛しています。

 -子どもに会えない心境は

 高橋 つらいですけど、事情がありますから。

 -今日はひな祭り

 高橋 一緒にいられないのがつらいなって思います。

 -次回の裁判では何を言う

 高橋 次回についてはまだ。これから相談もあるので。寒い中来ていただいてありがとうございました。