アイドル丸山夏鈴(21)が6日、ブログを更新し、声帯全摘出を告白したつんく♂(46)への思いをつづった。

 自身が幼い頃に一番初めに好きになったアイドルが、つんく♂のプロデュースするモーニング娘。だという丸山。そのつんく♂は喉頭がんを患い、そして声帯摘出手術を受けて声を失ったことを4日、母校・近畿大学の入学式で告白した。

 丸山はその席でつんく♂が発表した祝辞を引用。「去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的にがんが治りきらず、摘出するより他ならなかったから一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」との一文に、「同じがんと闘う人間として、共感するところがありました」とした。

 これまでに7回の脳腫瘍摘出手術を受け、現在は脳腫瘍の一部が肺に転移し肺がんの闘病中である丸山。さらに今回のブログで、昨年1月に8回目の手術を受けていたことも明かした。

 アイドルとして活動しながらも治療を続けている丸山は、8回目の手術で頭の骨の一部も取らざるを得ず、傷が見えるようになってしまった状況に「アイドルとして生きたいのに、他の女の子と変わらなくやってきたかったのにって。死にたいって言ってました。テレビでキラキラ輝いている、大好きだったアイドルを見るのも嫌になってしまいました」と複雑な心境を告白した。

 しかし、つんく♂が今回、声を失っても生きる道を選んだことに、「あのときの自分はつんく♂さんと同じように生きる道を選びました。また同じような選択を迫られたとき、私は生きる道を選ぶだろうと思います」と共感。前向きな気持ちになれるのは「それは応援してくれる方がいるから」という丸山。「つんく♂さんもきっとそうだと思います」と心中を察するとともに、「もう歌うこともできない、話すこともできないと思うと胸が痛いです。分かったような口して、スミマセン。だけどつんく♂さんの祝辞、感動したのでブログに書きました」と結んでいる。