歌手平原綾香(30)が26日、都内で行われたDVD「サウンド・オブ・ミュージック」日本語吹き替え版のリリース記念上映舞台あいさつに出席した。

 同作の製作50周年を記念して、新たに日本語吹き替え版がリリースされた。主人公マリアの声を担当した平原は、声優初挑戦。「やっぱりうれしかった。人の声や口に合わせて歌う経験ができて、また1歩前に進めるような経験をさせていただきました」と振り返った。

 同作は大好きな作品でオファーを受け、快諾したかったが、当時はツアーなどで多忙な時期だった。「忙しくて無理だろう」と出演を諦めたこともあった。出るか、出ないか「二転三転した」と最後まで悩んだという。だが「次の60周年の時は40歳。年齢的にもオファーが来ないかもしれない。婚期を逃すような気がした。今しかない」と、出演を決めた当時の心境を明かした。

 練習も少ない時間の合間に行った。「ツアーが終わった後、夜中にホテルの部屋で何回も練習しました。隣の人はうるさかったと思うのですけど、そんなことに構ってられないくらい切羽詰まってた」と苦笑いしながら、充実感をにじませた。

 石丸幹二(49)日笠陽子(29)も出席した。