脚本家橋田寿賀子(90)が20日放送のフジテレビ系情報番組「ノンストップ!」に出演し、脚本家引退を示唆した。

 静岡・熱海の自宅で取材を受けた橋田さんは、「今のテレビドラマは見ていても書きたいと思わなくなりましたね。私の時代じゃないなっていう気はします。俳優さんを本当に存じ上げないんですよ、名前も知らないし。それじゃ書けませんよ」と執筆意欲がわかない現状を明かした。

 さらに最近のドラマについて「ミステリーと不倫みたいな感じとか。何でもないホームドラマが生きられない時代になったって思うんですよね」と話した上で、「だったら、もうやめてもいいなっていう気がします」と脚本家として引退することをほのめかした。

 50年間、売れっ子脚本家として締め切りに追われる日々だったが、「今は締め切りからやっと解放された。解放感はないですよね」。昨年10月からハンドバッグ120個、メガネ30個を処分するなど、不要な物の整理など「終活」も進めている。「最後は1人で死んで何の心残りもなく死にたいなと思っています」と笑顔で話した。