アカデミー賞の前哨戦として知られる第22回全米映画俳優組合(SAG)賞が1月30日発表され、米俳優レオナルド・ディカプリオ(41)が、「レヴェナント:蘇えりし者」で主演男優賞に輝いた。
同賞の投票権を持つ会員の多くは、アカデミー賞でも投票権を持っていると言われ、悲願のオスカーを狙うディカプリオはアカデミー賞初受賞に大手をかけた。本作は荒野を舞台に狩猟中に熊に襲われて瀕死(ひんし)の重傷を負いながらも生還したハンターが、自身を裏切った仲間に報復する物語。「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で昨年のアカデミー賞4冠に輝いたアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がメガホンをとり、ディカプリオは極寒の地で生のバイソンの肝臓を食べるなど体当たりの演技で臨んだ話題作。すでにゴールデン・グローブ賞と放送映画批評家協会賞も受賞しており、2月28日に発表されるアカデミー賞に期待がもたれている。
主演女優賞には「ルーム」のブリ-・ラーソンが輝いた他、映画部門の作品賞にあたるキャスト賞は4月に日本公開される「スポットライト 世紀のスクープ」が受賞した。また、今年のアカデミー賞は俳優部門にノミネートされた20人全員が白人だったことが物議を醸し、俳優ウィル・スミスらが授賞式をボイコットすると表明する騒動になっているが、助演男優賞には「ビースト・オブ・ノー・ネーション」でノミネートされていた黒人のイドリス・エルバが輝いた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)




