フジテレビ定例社長会見が22日、都内の同局で行われ、亀山千広社長(59)が、系列局の関西テレビの中継車が、被災地熊本県でガソリンの給油の際、割り込みをしたことに言及した。「本当に被災者の気持ちを逆なでするようなことが見えました。そんなことのないように努めて、自分たちの使命をまっとうしてほしいとお願いをした」。また「不快な思い、ご迷惑をかけたことに関しては言葉もありません。私からも十分、注意してほしいとお願いした」と語った。
また地震が発生した14日は市川紗椰がメーンキャスターを務める「ユアタイム」を報道番組ながら震災特番に切りかえた。亀山社長は「状況がはっきり把握できる報道センターからやることが最優先と判断したのは正しい」と説明した。他局はキャスターが現地から伝える中、タレントキャスターの限界については「ニュースのチームも入っている。彼らが頑張れば対応できる。(限界を)感じることはない」とした。
一方、ドラマ「ラヴソング」(月曜午後9時)は初回平均視聴率10・6%、2回目は9・1%と1桁だった。亀山社長は「激戦区。裏の番組に食われたのかな」、「世帯視聴率ではとってほしかったという気持ちはあります」と悔しさをにじませた。
また、日曜午後9時の「OUR HOUSE」は初回は4・8%だった。同時間帯のTBS系「99・9 刑事専門弁護士」(15・5%)に敗れた形。「ドラマとしては胸を借りる枠。視聴習慣のみならず、話題作りもあってしかるべきだった。反省はしないといけない。もっと作品をバックアップする必要がある。今から後方支援しても遅くないと思う」と今後に期待した。
一方、安倍晋三首相が出演予定だった情報バラエティー「ワイドナショー」(日曜午前10時)には、取材陣から政治的中立、公平性を問う声も。収録は、北海道5区で衆院補選の告示が12日にあった後、14日に行われた。17日に放送予定だったが熊本地震のため休止となった。
亀山社長は「番組のカラーは政治的な番組ではない。出演が補選に影響を与えるとは考えられなかった」と語った。また、稲木甲二専務は内容について「人間安倍晋三について語っただけ」と説明。取材陣から「選挙に全く影響を与えないとはならないのでは。この時期に放送する必要もないのでは」との問いも。稲木専務は「内容に関しては控えるが、日本を良くするための安倍晋三と妻と家でどんな話をしているかという安倍晋三は全然違うと思う」と説明した。
また、取材陣から「反省すべき点はないのか」との声も。亀山社長は「反省すべき点は全くございません」ときっぱり。取材陣からは「放送の時期はたまたま補選と重なったのか。先方の依頼でこの時期になったのか」との問いも。亀山社長は「以前からお願いしていて、普通の出演交渉の経緯でこうなった」と偶然、この時期になったと説明した。また「ご本人が補選の候補の名前を言ったり、補選で言われるような論点を話した場合、VTRなので切るつもりだった、なので補選には何の影響もないと判断した」と説明した。取材陣からは「この時期になったと言うが、フジテレビから補選後に再調整をと断ることも可能だったのでは」との質問も。亀山社長は「この後のスケジュールはずいぶん先になると言われたようです。現場のスタッフならなるべく早くと思うのは当然。結果、放送していないので再度、出演交渉をしないといけなくなったと思う」と語った。24日の放送は地震情報となり、安倍首相の出演は現場で検討中とした。
また、4月いっぱいで退社する加藤綾子アナ(30)について亀山社長は「ともかく、お疲れさまでした。まずは『めざまし(テレビ)』の方をありがとうございました。朝3時に会社に来る生活をしていたのが、本人も大変だったと思います」と感謝。加藤アナが週末夜に放送のスポーツ情報番組「スポーツLIFE HERO’S」に出演することで「夜の大人っぽくなった加藤綾子を見たいと思います。フリーになるのだから、のびのびと、健康に注意して頑張ってほしいなと思います」と語った。




