西川きよし(69)が22日、「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」でドキュメンタリー「ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや。」の舞台あいさつに出席した。

 木村祐一(53)板尾創路(52)品川祐(43)しずるら後輩芸人に囲まれた西川は「吉本は、みんなが家族。私は52年間、お世話になっていますが、みんな平等にチャンスがある。それをつかめるか、つかめないかです。私の同期は全部やめました。最初の頃は、上に先輩がいて、その隙間をどうはい上がっていくかだった」と振り返った。

 「ワレワレ-」は、木村が、107組の芸人に「生まれ変わっても、あなたは芸人やりますか?」とインタビューした、吉本興業の100周年企画。この日は「西川きよし/はんにゃ/チュートリアル」編が上映された。12年に始まったが、木村は「やっと上映される」と苦笑い。「僕自身が、普段何を考えているんだろうと思っていた、先輩や後輩の考えを聞きたくて企画した」と話した。

 1月に前立腺腫瘍の摘出手術を受けた西川は、復帰後に木村のインタビューを2時間半も受けた。元気いっぱいの様子に木村が「あんたからケータイで非通知で掛かって来る」とツッコむと、西川は「分かりました」と神妙に答えて観客をわかせた。木村も「現金で払うじゃなく、請求書が来る高いすし、またごちそうしてください」と、笑いを誘った。