「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役などで知られる声優の水谷優子さんの訃報に、多くのファンや関係者から悲しみの声があがっている。

 水谷さんの訃報に、「ちびまる子ちゃん」公式サイトは作者のさくらももこさんおよびキャストとスタッフ一同の連名で、「平成2年の初回放送から長きにわたりお姉ちゃんの声を演じていただき、『ちびまる子ちゃん』を楽しく盛り上げていただいておりました。ここに追悼の意を表し、心からのご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

 声優からも悲しみの声が続々とあがっている。古川登志夫は「え、水谷優子さんが!?」と驚き、「謹んで哀悼の意を表します」と悼んだ。水島裕は「なんだか、はにかんだような笑顔だったのが印象的です。 僕には、少女を演じるイメージが強い水谷さんでしたから、お亡くなりになったと聞いても、納得できません」と、整理のつかない心境を吐露。榎本温子は「大変大変大変残念でなりません。先日優子さんの代役で、一生ポリケロの収録をさせていただいたばかりです」と惜しんだ。立木文彦は「親戚でも家族でもないってのに 同業者の、それも早すぎる訃報は胸がせつなくて、こたえるなぁ 水谷さん、本当に良い人で、もうねあの笑顔しか浮かばない、そんなお人柄だった」としのんだ。

 水谷さんは1985年にデビューして以来、アニメ作品では「ちびまる子ちゃん」をはじめ、「ブラックジャック」のピノコ役や、「機動戦士Zガンダム」のサラ・ザビアロフ役、「デジモンアドベンチャー」の武之内空役、「ふしぎの海のナディア」のマリー・エン・カールスバーグ役など、数多くの作品に出演。ディズニー作品のミニーマウスの声としても知られている。

 水谷さんは17日に乳がんのため亡くなった。51歳だった。