NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の9日の平均視聴率が、23・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが10日わかった。8日は、帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)に、常子(高畑充希)がプロポーズされる回で、自己最高タイの24・6%だったが、高視聴率が続いている。

 これまでの最高は、4月27日と6月8日の24・6%。4月6日と26日が20・7%と自己最低タイだった。初回からすべて20%超を記録している。

 9日の回は、星野に「一緒に植物に囲まれて暮らしたい」とプロポーズされた常子は、珍しく熱を出して寝込んでしまう。夫婦になることと、まだ家族を支えていくことの間で悩むのだった。ああ、やっぱりそこで悩むのか、と思える場面。その様子を母の君子(木村多江)も、少しずつ感じていた。

 会社を休んだ常子に先輩タイピストの早乙女が心配になって訪ねてくる。早乙女は「一家を守る」「鞠子と美子を嫁に出す」「家を建てる」という常子の目標を見て感心するのだった。

 一方、常子に素直に謝れない美子(杉咲花)は、編み物を始めていた。その編み物とは?という回だった。