NEWSが23日、都内で、7年ぶり2回目のメインパーソナリティーを務める日本テレビ系「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(8月27、28日)の制作発表会見に出席した。前回は6人組だったが、11年に4人となってから初の大役。小山慶一郎(32)は11年当時、グループ存続の危機があったことを告白し「4人で乗り切ってきました。この番組に僕たちもかけています」と熱い思いを話した。

 メンバーは減ったが、グループ存続の危機を克服し、ひとまわりも、ふたまわりも大きくなったNEWSがそこにはいた。意気込みを聞かれた小山は真剣な表情で「グループの存続の危機も4人で乗り越えてきました。『僕たちはNEWSです』とも言ってはいけないような時期もありました」とし、「選んでいただき、みなさんの中に『NEWS』が存在しているんだなとうれしくなりました。この番組に僕たちもかけています。4人のNEWSが少しでも世の中の人に浸透できれば」と熱く語った。

 03年に結成。当時9人いたメンバーは06年に6人になり活動を休止。07年に活動再開したが11年10月には山下智久(31)錦戸亮(31)が脱退し4人となった。手越祐也(28)は「2人が抜けたときは、解散の思いもありました。でも、僕らのことを大切に思ってくれるファンの方の『愛』を解散という形で裏切るのは違う」と、踏みとどまったエピソードを明かした。

 加藤シゲアキ(28)は「4人になった時、もう1度『24時間テレビ』をやりたいと思いました。苦しいことや、つらいこともあったけど、それがあったからこそオファーをいただけたのでは」と思いを語った。

 また、増田貴久(29)は「話をいただいて、メンバーみんなでガッツポーズしてハイタッチしました。そんなふうに4人で喜んだのは初めて」と、オファーが来た際のメンバーたちの喜びようを明かした。

 NEWSが6人でメインパーソナリティーを務めた09年「24時間テレビ」の総合司会、徳光和夫(75)はこの日「こんなに人は成長するものなのかと感じた」とメンバーを絶賛。今年総合司会として番組を仕切るフリーアナウンサー羽鳥慎一(45)は「6人から4人になった時、一部で『いちごがなくなったショートケーキだ』まで言われたことがあると。そんな言われ方もして4人がどう思いを持ったのか。本当にうれしい」と目を潤ませ、「4人の力を爆発させてもらいたいと思います」とエールを送った。【上岡豊】

 ◆今年の「24時間テレビ」 テーマは「愛~これが私の生きる道~」。チャリティーパーソナリティーを女優の波瑠(25)、総合司会を羽鳥と日本テレビの水卜麻美アナ(29)が担当する。また24時間テレビサポーターを徳光和夫が務める。恒例の100キロマラソンは落語家の林家たい平(51)が挑戦する。