韓国女性4人組KARAのヨンジ(21)が2日、自身初のファンミーティングを東京・品川ステラボールで行った。KARAの曲を計6曲披露。質問コーナーや観客との即興ドラマなど、イベントを盛り込み、2部構成で計1600人のファンを楽しませた。

 開演後、最初に12年発表のバラード曲「オリオン」をソロで熱唱。しっとりと美声を響かせた。「は~、本当に緊張しました。お久しぶりです。KARAのヨンジです」と元気にあいさつ。「私に会いたかったですか~」と呼び掛けると、大声援を受けた。2曲目の「So Good」(15年)を歌いながら客席の通路を歩き、ファンに近づいて笑顔で手を振った。

 ヨンジへのサプライズとして、KARAのスンヨンとギュリのビデオメッセージが流された。「ファンの皆さんと楽しい時間を過ごしてね」「いつも応援してくれてありがとうございます」などとコメント。ヨンジは「昨日、お姉さんたちと連絡を取ったんですけど、『ファンミーティング頑張ってね』と言われただけだった」と驚いていた。

 「バイバイハッピーデイズ!」(13年)をアコースティック・バージョンで歌い上げ、最後のあいさつ。「皆さんと会える機会を増やせるように、これからも頑張ります。見守ってもらえたらうれしいです。すみません、私、本当に、本当に、今日は緊張しました」と振り返り、客席から笑い声が漏れた。

 アンコールの後、応援参加した妹分のガールズグループ「April」の4人と一緒に、KARAのヒットメドレーを披露した。09年に韓国の音楽番組で初の1位を取った「Honey」からスタート。歴代シングル売り上げトップ2の「GO GO サマー!」と「ジェットコースターラブ」(ともに11年)を続け、全盛期を知るファンを大喜びさせた。

 最後はAprilの4人と衣装を合わせ、5人で踊る姿は、13年までの5人組(ギュリ、スンヨン、ニコル、ハラ、ジヨン)の面影と重なった。ヨンジを加えた14年以降の4人組のうち、ギュリ、スンヨン、ハラが今年1月、契約満了で所属事務所を退社。KARAとしては事実上の解散状態にあるが、この日はメンバーがビデオメッセージで登場したこともあり、近い将来の再結成に期待を抱かせた。