歌手の宇多田ヒカル(33)が、13年8月に亡くなった母で歌手の藤圭子さんが打ち立てた大記録に「遠く及ばぬわ笑」と白旗をあげた。
宇多田は9月28日に約8年半ぶりのオリジナルアルバム「Fantome」をリリース。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」や日本テレビ系「NEWS ZERO」テーマ曲「真夏の通り雨」、椎名林檎が参加した「二時間だけのバカンス featuring椎名林檎」など11曲が収録されており、10月31日付オリコン週間CDアルバムランキングで4週連続1位を記録した。
宇多田は29日にツイッターで「4週連続1位になっちゃった。びっくり」とヒットを喜んだが、「しかし藤圭子の37週連続1位には遠く及ばぬわ笑」と、亡き母の大記録の前には白旗。圭子さんは70年3月発売のファーストアルバム「新宿の女」で20週連続1位を記録。その連続1位記録を阻止したのが同年7月にリリースされた自身のセカンドアルバム「女のブルース」で、同作は17週連続1位。合計で連続37週1位という記録を打ち立てた。
宇多田は「37週とか意味わからん笑」と、亡き母のはるか遠い記録の偉大さにあらためて思いを馳せた。