女優長沢まさみ(29)が10日、ミュージカル初挑戦となる「キャバレー」(22日まで東京・EXシアター六本木)の公開稽古に参加した。ナチス台頭前夜のベルリンを舞台に、ショーガールのサリー・ボウルズと作家クリフの恋を描く名作。6月に30歳を迎える長沢にとって、大きなチャレンジとなる作品が今日11日開幕する。

 公開稽古前の会見に、白のストッキングにガーターベルト、頭に羽根飾りをあしらい、胸元をあらわにしたセクシーな衣装で登場した。初ミュージカルにも表情は明るい。「先輩方に支えられて稽古を乗り切ってきました。不安はありますが、すてきなカンパニーでやれることが幸せ。毎日楽しく稽古ができたので、稽古場と同じ気持ちを皆さんに届けられたら」と話した。

 共演者にも慕われている様子がうかがわれた。村杉蝉之介(51)に「長沢さんにキスが下手だと言われた」と暴露されたが、「言ってない! 唇を中央に寄せすぎて唇が硬いんです」と“訂正”して笑わせた。取材陣向けの写真撮影でカメラマンから「セクシーなポーズを」とリクエストされると、周りからすかさず「コマネチ!」と要求が飛んだ。長沢は「何で今~!?」と応じて苦笑いするなど、終始なごやかムードだった。