昨年3月末にジャニーズ事務所を退社した元KAT-TUNの田口淳之介(31)が5日発売のシングル「Connect(コネクト)」でソロ歌手としてメジャーデビューする。このほど日刊スポーツの取材に応じ、今後の活動やジャニーズから離れてソロデビューに至った経緯、07年に報じられた女優小嶺麗奈(36)との交際についても明かした。

 -シングル「Connect(コネクト)」に込めた思いやこだわりは

 田口 シンプルに言うと「つながり」がテーマ。メジャーデビューにあたり、関係者の方々のお力添えもありましたし、自分を助けてサポートしてくれる人たちや、自分が憧れるアスリートだったり、曲の制作に携わってくれるスタッフ、アーティストの人たち、1つ1つのつながりが、今の自分を作っているんだ、という思いをこの曲に込めました。(ソロになった自分の)名刺代わりじゃないですけど、今の自分を知ってもらえる曲になったのではないかと思っています。

 -「今の自分」とは一体どういうものですか

 田口 簡単に言うと、すげえ伸び伸びと自分らしく、自分の音楽性だったり、人間性だったり、包み隠さずストレートに表現できる、というのが、自分の立ち位置だと感じています。

 -伸び伸びというのは具体的に

 田口 今回の楽曲制作だったり、ジャケットとか、全てに自分の力でプロデュースの作業に入っていて。ノータッチの部分がない。自分の手でつくりあげている実感もある。その分、手が抜けない。1つ1つ細かい部分でも勝負だなと思っています。

 -メジャーデビューまでの道のりですが

 田口 去年、インディーズデビューして、その時に今後の音楽、どういうものを作っていこうかと、音楽スタッフと打ち合わせしながら作っている中で、この曲ができたので、ぜひこの曲を使おうと思っていたら、メジャーデビューしないかと声が掛かった。

 -ソロでメジャーデビューする今の心境は

 田口 自分自身は実は正直変わっていないから、自分のやることを、自分の気持ちのままにやっているだけなので、支えてくださるスタッフの皆さんはとても心強いと思いながらやっています。

 -ジャニーズ事務所から離れ、ここまでの1年は何をしていた

 田口 とにかく辞めるまでは、グループとしての自分の仕事をまっとうすることだけを考えていた。実際、辞めた後も(仕事について)これという形はなかった。でも音楽をやりたい。音楽をやって、歌って、踊りたいという部分は、子供のころからやってきた部分だし、そこに対してはまだ夢があった。形を変えてやれたらいいなというところで、いろんな仲間だったり、後押ししていただいて。活動開始できたのが、本当にそういう流れで、実際、去年の11月にインディーズでシングルを出して、ファンクラブイベントもやって、ファンの皆さんの応援がすごくダイレクトに伝わってきて、ありがたいなと思いました。自分を応援してくれる人がこれだけいるんだったら、その分、応えていかないと、という部分も感じた。この1年間、濃い時間を過ごした気がします。

 -「濃い」とは具体的に

 田口 そもそも、楽曲制作も、ウェブページ作りも自分でやらなければいけない。いまだにウェブのほうは定期的に変えたり、イメージの発案は自分でやっていますから。作り上げることが、こんなに大変ですごいことなんだと、実際にやってみて知りました。今まで経験したことのないこともやってきてる。その分、やりがいがある仕事だと思う。本当にストレートに表現できる場が、今のインターネット。SNSもあるし、広がりある時代なので、自分の表現を包み隠さずできる。ダイレクトに届いたらいいなと思いながら、どんどんそういう試みをやっていければ。あとはウェブだけでなく、会報誌だったり、そういうことまで自分が携わってやっていますから、どういうことを求められているんだろうか、そういうことも考えたりする。いろんな目線で自分を見られるようになった気がします。

 -この1年は準備期間だった

 田口 本当、そうですね。いわゆる仕事という形ではなく、生活が仕事になっているというか。仕事のスケジュールがない時も楽曲について考えたり。生活の全てが仕事になっている。この1年間、曲作りは常にやっています。