お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(36)が、番組ディレクターの不快な態度を受けて収録中に途中退席した件で、テレビ局側の“落ち度”を指摘した。

 西野は29日のブログで、読売テレビの情報番組「朝生ワイド す・またん!」の取材を受けたことを報告。その番組ディレクターから「お高くとまってんスカぁ?」などと無礼な言葉をぶつけられたことに不快感を覚え、「インタビュー途中でマイクを置いて帰りました」と明かしていた。

 この件について30日に更新したブログで、これまでメディア側には「『(タレントを)出してやっている』『(店を)取材してやっている』というテレビ側の俺様姿勢」があったと指摘。しかしネットが発達した現在、SNS等で個人も情報を発信できるようになったことから「テレビと個人がウィンウィンの関係でないと、テレビに出演する理由がなくなりました。テレビが『悪戯に煽って、感情を逆撫でし、不用意な発言を誘発させて、その部分だけを刈り取って電波に流す』という下品な技を決め込んでくるのなら、ハナからテレビを排除できる時代になったわけです」とテレビと個人との関係の変化について分析した。

 そして、今回の件について「スゲー簡単に言うと、『マスコミを経由する理由が昔ほど無くなった』というところ。今回、読売テレビさんは、時代がこのフェーズに移ったことを踏まえていなかったのでしょう」と指摘した。