ゴールデンボンバーが29日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で「ゴールデンボンバー8秒間フリーライブ」を開催した。

 ゴールデンボンバーはこの日、LINEのMUSICスタンプ「ゴールデンボンバーベストアルバムスタンプ」を発売。24個のスタンプ全てを送ると8秒間、音楽が流れる、LINEのMUSICスタンプ初のベストアルバムのために作った新曲「出逢って8秒」を初披露した。メンバーはカウントダウンと同時に、ステージに駆け込むと、早速「出逢って8秒」を歌ったが、歌が8秒で終わると鬼龍院が「サンキュー!!」と言い、さっさと帰ってしまう、異例のライブとなった。

 集まった2000人のファンから、怒濤(どとう)のようなアンコールが巻き起こると、4人は「アンコールありがとう!!」と言い、さっそうとステージに戻った。ボーカル鬼龍院翔(33)が「いかがでしたか? 我々渾身(こんしん)の8秒ライブは?」と観客に問いかけると、ギター喜矢武豊(32)は「魂の8秒でしたね」と振り返った。それを聞き、鬼龍院は「全身全霊込めた8秒間…意外とメチャメチャ緊張しました、我々。8秒のために集まってくれてありがとう」とファンに感謝した。

 ベース歌広場淳(31)は「LINEスタンプ、僕は一切、制作の工程に携わっていませんが、皆さんに買っていただくと僕の懐が潤う。ガンガン買って送り付けて無理やり広げていただければ」とアピール。ドラム樽美酒研二(36)は「我々、30も越しましておじさんになっていますが、まだまだ元気はつらつ、頑張っていきます」と活躍を誓った。

 会場は8秒しか借りていなかったというが、6時間前から並んでいたというファンのために、メンバーは代表曲「女々しくて」を歌い、ファンと記念撮影した。1度は8秒で撤収したゴールデンボンバーだったが、アンコール含めたイベントは、正味16分だった。

 ゴールデンボンバーは、3月31日にテレビ朝日系で放送された「ミュージックステーション」で新曲「#CDが売れないこんな世の中じゃ」を歌唱する最中に画面にQRコードを出し、視聴者が新曲を無料でダウンロードできるパフォーマンスをしたことで話題となった。また8月20日に行われる「2017神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社など主催)に10年以来、7年ぶりに出演することが決まっている。【村上幸将】