「I

 LOVE

 YOU」や「卒業」などのヒット曲で知られ、1992年に26歳で亡くなった歌手尾崎豊さんが、歌詞の基になった詩や日記などをつづった五十数冊のノートを残していたことが20日、明らかになった。3月22日発売の月刊誌「小説新潮」4月号で公開される。

 同誌編集部は「尾崎さんのアーティストとしての言葉へのこだわりがよく分かる。名曲の創作過程を知ることができ、資料価値が高い」としている。

 編集部によると、デビュー前の15歳ごろから肺水腫で死亡する数カ月前まで、デビュー曲「15の夜」や「I

 LOVE

 YOU」などの詞を推敲(すいこう)する尾崎さんの苦悩や日々の思い、コンサートの曲順などが50を超える大学ノートや、ルーズリーフなどに記されている。遺族とプロデューサーが保管していた。

 「小説新潮」4月号では96ページにわたる特集を組み、4月に新潮社から単行本も発売する予定という。