3日夜にNHK総合で放送された大河ドラマ「平清盛」の平均視聴率が、主な舞台の京都や神戸を含む関西地区で9・2%だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 関東、名古屋と並んで調査対象世帯が多い関西で、大河ドラマの視聴率が1桁となるのは極めて異例。NHK広報部によると、1994年1月以降では初めて。

 関東地区は11・0%で、名古屋地区は13・5%だった。

 この時間帯は、テレビ朝日系でサッカーのW杯アジア最終予選・日本-オマーン戦を放送していた。

 3日の大河は、朝廷や武士が争った「保元の乱」に勝利した清盛たちの様子を描いた。

 1月の初回放送後に兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚い」と指摘。関西地区の視聴率は関東地区同様、低迷していた。

 一方、6月3日夜に放送された連続ドラマ「家族のうた」(フジテレビ系)の最終回の平均視聴率は関東地区が3・4%、関西地区は3・9%。

 同ドラマは、4月15日に始まったが、5月6日放送分の視聴率が3・1%(関東地区)となるなど不振で、第8話で打ち切りが決まっていた。