タレント三宅裕司(61)が、“完全復帰”を宣言した。14日、東京・池袋のサンシャイン劇場で、復帰舞台「落語日本花吹雪」の舞台稽古を公開。昨年7月末に椎間板ヘルニアの手術を受け、リハビリに励んできたが、今では普通に稽古できるまでに復調したという。「入院中に不安と戦ってきたが、もう大丈夫です」と話した。

 三宅が演出した復帰舞台は、落語界を舞台とした推理劇。三宅はリハビリ期間中、被災しながら前向きに生きる東北の人に勇気づけられ、日本人の素晴らしさをテーマにした舞台を作ることを決めたという。出演陣も落語に縁のある人物が多く、笑点に出演する春風亭笑太、明大落語研究会出身の渡辺正行、落語好きで有名なラサール石井、小倉久寛、林あさ美らが顔をそろえる。新婚の東貴博は、この舞台で落語に初挑戦する。

 「落語日本-」は15日から7月1日まで行われる。また三宅の東北への恩返しの気持ちを込め、7月13日には一夜限りの仙台公演も行う。三宅は「推理、感動、音楽…。すべての要素が入っているエンターテインメントの芝居。笑いの推理劇で、感動できる」と話した。