日本中が眠らない夜となった。ロンドン五輪の日本選手の活躍に、9日夜から10日未明にかけて日本国民の多くが眠い目をこすりながら、テレビにかじりついていた。

 サッカー女子決勝の日本-米国戦の大一番の平均視聴率は、NHKが午前3時45分から放送した前半に、関東地区で19・4%(関西16・2%)を記録。同4時50分から放送した後半では、23・6%(関西19・7%)と、同時間帯では驚異的な高視聴率を記録した。10日、ビデオリサーチが発表した。後半の数字は、同5時までの10分間の試合途中データ。5時以降の数字は13日に発表されるが、日本の得点シーンが含まれるため、記録的な数字が期待される。

 瞬間最高は、後半にアメリカが追加点を挙げて0-2とリードを広げられた直後の4時55分の24・8%だった。関西地区も同時間帯に20・9%をマーク。深夜帯では異例の高視聴率をたたきだした。

 同日はレスリング女子55キロ級の吉田沙保里(29)が期待通りに金メダルを獲得した。NHKが2回戦から準決勝まで放送し、関東地区で21・2%(関西17・7%)とこちらも高視聴率をマーク。瞬間最高は吉田が3回戦で勝利した直後の10時43分で、27・3%だった。関西地区は同時間帯の22・7%だった。

 吉田の決勝はTBS系で深夜0時10分から放送され、関東地区の平均視聴率は4・9%、関西地区は5・3%だった。瞬間最高は関東地区で、深夜3時16分の8・7%。吉田が3連覇を果たし、マットから下りた場面だった。

 一方、バレー女子の準決勝の日本―ブラジル戦は、テレビ朝日系で深夜3時5分から放送。ストレート負けした試合だったが、平均視聴率は関東地区で3・4%(関西3・0%)をマークした。瞬間最高は関東地区で7・2%。第3セットで接戦だった4時42分に記録した。