お笑いタレントのスギちゃん(39)が1日未明、テレビ朝日のバラエティー番組収録中に全治3カ月の重傷を負った。

 スギちゃんが負傷した現場の千葉県国際総合水泳場では同日、在京損保会社の水泳大会が開かれていた。来場者は一様に事故を知らなかった様子で、事故を伝え聞くと驚いていた。高飛び込み台は、高校の部活動で使用されていた。10メートル、7・5メートル、5メートル、3メートルと4台が設置されているが、スギちゃんは一番高い台から飛んでいた。

 高飛び込み台は一般客は利用できず、登録者のみが使える規定だが、同水泳場関係者によると、スギちゃんは計10時間、インストラクターから飛び込みの講習を受けていたという。収録時は民間の救急車もスタンバイしていた。

 同水泳場は07年に世界競泳、日本選手権を開催するなど設備が整った施設で、ロンドン五輪で銀メダルなどを獲得した背泳ぎの入江陵介らも泳いでいる。96年に完成して以来、初めての事故だったという。