女優酒井法子(42)が7日、約5年ぶりのドラマ復帰作となるBSジャパン「黒い報告書

 女と男の事件ファイル3

 誤解」(7月6日午後9時)の都内で行われた会見に出席した。酒井は「初日はガチガチでした」と緊張して収録に臨んだ様子を明かした。

 酒井は、09年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けて執行猶予期間を満了し、昨年12月に主演舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」で芸能界に復帰した。作品は週刊新潮の名物企画「黒い報告書」が原作。実際の男女の情痴が絡む殺人事件を基に、石黒賢が演じる主人公の編集者と新進気鋭の作家が一緒に取材をしながら社会派小説に仕上げるサスペンス。酒井は作家を目指す元敏腕女性編集者役でゲスト出演した。

 酒井は収録を振り返り、「久しぶりだったので自分では思っていないほど緊張していました。内面ドキドキしながらやってました。NGも出しました」と告白。さらに「私にとって新たなチャレンジ。はじめの1歩。この作品はこれからの人生で一生忘れることはないと思います」と語った。

 酒井は今も昔も、週刊新潮も含めてメディアに報じられる側だが、逆の立場を演じることには「私の中にこだわりはなくて、ご縁というか、仕事をいただける、演じさせていただける部分が大きかったと思います。抵抗というか楽しんでいい作品にしたいと思います」と語った。

 プロデューサーは酒井の起用理由を「挫折を味わった人間が作家として再生しようとする役が酒井さんと重なった」と明かした。