広島市出身の被爆2世で、両耳が聞こえない作曲家として知られる佐村河内守(さむらごうちまもる)さん(50=横浜市在住)の「交響曲第1番
HIROSHIMA」などの主要な楽曲は、別の音楽家が作ったものだったと、佐村河内さんの代理人の弁護士が5日未明、明らかにした。
フィギュアスケートの高橋大輔選手がソチ冬季五輪のショートプログラムで使用予定の楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」も、佐村河内さんの作品ではないという。
代理人によると、十数年前から佐村河内さんが別の人物にイメージなどを伝え、曲にしてもらっていた。
公式サイトなどによると、佐村河内さんは作曲を独学。「バイオハザード」「鬼武者」などのゲーム音楽で注目を集めた。35歳で聴力を失った後も、絶対音感を頼りに作曲を続けた。
佐村河内さんは深く反省しているという。