「現代のベートーベン」と称される全聾(ろう)の人気作曲家佐村河内(さむらごうち)守氏(50)のゴーストライターをしていたことを会見で謝罪した桐朋学園大の新垣(にいがき)隆講師(43)は、佐村河内氏との金銭面のやりとりについても言及した。

 「印税については私は関係ありません。佐村河内氏から1曲ごとに報酬を得ていました。正確ではありませんが、18年間で20曲以上作り、およそ700万円を得ました」

 著作権についても主張したことはなく、今後についても「放棄したいと思います」とした。

 得た報酬の佐村河内氏への返還は考えておらず、佐村河内氏の作曲と思い込んでCD購入者らに対して、「本当に申し訳ないことをしたと思っております」と謝罪した。