タモリ(68)が司会を務めるフジテレビ系「笑っていいとも!」が31日昼、最終回を迎えた。

 神父姿で登場し、番組冒頭で「朝から涙が出まして…花粉が多いな、と」と最後までタモリ節だった。番組入りする前も多くのファンに見守られ、「引退するブルートレインはこんな気持ちかと」と独特の表現をした。

 「テレフォンショッキング」はビートたけし(67)がゲスト。82年11月以来4度目の登場だった。

 たけしは紋付きはかま姿で登場。長年、司会を務めたことに対する“表彰状”を読み上げ「これはすべてゴーストライターが書いたものです」とジョークを飛ばした。2人で番組についての思い出を振り返った。

 たけしはまた、「明日からどんな番組になるか知らんけど」と電話。その相手は明石家さんまだった。タモリが「明日、大丈夫かな」と振ると、さんまも「いいとも~」と応じた。

 番組最後のコーナーにはSMAP中居正広、爆笑問題太田光、笑福亭鶴瓶、関根勤の、各曜日のレギュラーが勢ぞろいした。「タモリさん」「32年間」「本当に」「お疲れ様でした」「そしてありがとう」という書かれた紙が掲げられた。

 さらに単独司会者による生放送長寿記録のギネスブック認定式が行われた。

 最後のあいさつでは「長い間、32年間ありがとうございました。お世話になりました」と観客や視聴者にあいさつ。「明日も見てくれるかな?」と問い掛け、観客らが「いいとも!」と答えて番組が終了した。

 番組は1982年10月にスタートし、この日はレギュラー通算8054回目だった。

 午後8時からは「笑っていいとも!グランドフィナーレ

 感謝の超特大号」が放送される。