女優水沢アキ(59)が9日放送のTBS系「私の何がイケないの?」で、息子との長年の確執を暴露された。

 バブル崩壊で6億5000万円もの借金を背負った水沢は、返済に追われて育児がおろそかに。やがて息子のジュリアンにストレスをぶつけるようになり、殴る蹴る、唾を吐く、「死ねばいいのに」と罵倒するなどの暴力を加えていたという。

 現在は水沢の元を離れてニューヨークで暮らしているジュリアンは、「地獄にいる感じでした」と当時を振り返っている。

 はじめは「大まかに合っています」と息子への暴力を認めていた水沢だったが、いざ来日してきた息子を前にすると「覚えていない」とコメント。さらに「優しいお母さんが幸せとは限らない」と持論を展開させた。また、俳優を目指すもなかなか芽が出ない息子に、「オーディションに受からないのは母親に対して感謝の気持ちがないから」と言い放った。

 かたくなに非を認めなかった水沢も、出演者たちの説得や家族問題の専門家である宮本まき子氏の分析もあって、最後は「小さいころ怒ってごめんなさい」と涙ながらに息子に謝罪した。「私を許して」という訴えに、息子も「わかったよ」と返答。親子で抱き合って、和解への一歩を踏み出した。出演者たちは、ジュリアンの心の広さをたたえた。