でんぱ組が砂像彫刻のセンスあり!?

 「東アジア文化都市」広報親善大使を務める、でんぱ組.inc(以下=でんぱ組)が31日、横浜市内で行われた「日中韓青少年交流事業」に参加し、3カ国の高校生39人へ日本の魅力を伝えた。

 東アジア文化都市は今年1月から11月まで、横浜市、中国・泉州市、韓国・光州広域市で行われている文化交流事業。同事業の一環としてこの日、交流事業が開催された。3都市より公募で選ばれた高校生13人(計39人)ずつが参加した。

 「ヨコハマ砂の彫刻展」では、メンバーが日中韓の3チームに分かれて学生と砂像作りに挑戦した。テーマは、日本が横浜ランドマークタワー、中国がパンダ、韓国が虎。メンバーは片言の英語やジェスチャーを用いて30分の共同作業を楽しんだ。中国チームで参加したパンダマニアの藤咲彩音は、道具をほとんど使わず、両手で砂彫りをするという“荒技”を披露した。

 作品完成後、相沢梨紗は「ジェスチャーがここまで通じるとは思わなかったです」。最上もがは「案の定の人見知りで、話しかけられなかったですが、途中から日本語が出来る人たち(=中韓の高校生)が助けてくれました」と感謝した。

 同展の制作を指揮した砂像彫刻家の茶円勝彦氏(53)は「大人になると砂を扱うことに抵抗がある方が多い中、でんぱ組さんは無邪気に手やスコップを使って、高校生らと楽しんでいた。幼児の心があって、センスがある」と絶賛した。

 同日午前は、2班に分かれて市内を見学した。相沢、最上、藤咲、古川未鈴は「カップヌードルミュージアム」で高校生らとオリジナルカップ麺作りを初体験。成瀬瑛美と夢眠ねむは8月1日から始まるアートフェスティバル「黄金町バザール」を見学した。

 また夜には、でんぱ組は「テレビ朝日・六本木ヒルズ

 夏祭り」に出演し、高校生らを招待した。高校生は約1000人のファンらのオタ芸に興味津々だった。光州広域市から訪れたイ・ヨンソクさん(18)は「一生の思い出でになりました。テレビで観ていたアイドルと一緒に行動が出来てドキドキの1日でした」と、興奮気味にバスに乗り込んだ。