ヨコハマ映画祭が、「阿部ちゃん劇場」と化した。12年度の邦画の傑作などを表彰する同祭の表彰式が3日、横浜市内で行われ、古代ローマの浴場事情を描いた「テルマエ・ロマエ」で主演男優賞を受賞した阿部寛(48)らが出席した。

 受賞理由を「奇想の圧倒的面白さを現実のものとするため、誰にもマネできないコミカルさを愚直なまでに演じきった」と説明されると表彰式中に客席を見やってニヤリ。「奇想の圧倒的面白さで演じさせていただきました」と返し、笑いを誘った。

 「夢売るふたり」で主演女優賞を受賞した松たか子(35)からは「会場に入れました?」と192センチの高身長をいじられ、「入れました!」と力強く宣言。客席から晴れ姿を見守った実父には「父は(息子が)古代ローマ人になるとは思わなかったでしょうね」と爆笑メッセージを送った。

 ほか作品賞に当たる日本映画ベスト10の1位には「桐島、部活やめるってよ」が選ばれた。同作の吉田大八監督が監督賞、カメラマン近藤龍人氏が撮影賞、出演した橋本愛が最優秀新人賞を受賞した。