第63回ベルリン国際映画祭で16日、東日本大震災で半壊した自宅を元の場所に再建する男性の姿を記録したドキュメンタリー映画「先祖になる」(池谷薫監督)が、映画祭事務局とは別に選ぶエキュメニカル賞の2席にあたる特別表彰を受けた。

 同賞はキリスト教の団体から贈られる賞。「先祖になる」は、革新的な作品を集めたフォーラム部門に出品されていた。

 映画は、津波で長男を亡くした佐藤直志さん(78=岩手県陸前高田市)が「先祖の土地を守る」と、その地に根差した生き方を貫く姿を追った。

 池谷監督は「本当に光栄。復興という夢に向かって元気に頑張る佐藤さんの姿が評価されたと思う」と喜びを語った。