昨年亡くなった大島渚監督(享年80)の映画「青春残酷物語」(60年)のデジタル4K修復版が、15日開幕のカンヌ映画祭のカンヌクラシック部門で、ワールドプレミアとして上映されることが2日までに決まった。
同部門は04年に同映画祭の一部門として設立され、過去の名作の再発見、修復された偉大な作品のお披露目など、文化遺産的作品のショーケース的な意味合いを持っている。上映日などは追って決定する。
大島監督は過去、78年に「愛の亡霊」で監督賞を受賞したほか、83年「戦場のメリークリスマス」86年のフランス映画「マックス、モン・アムール」00年「御法度」と4度コンペティション部門にノミネートされた。さらに76年「愛のコリーダ」など6作品が、映画祭に併設されたフランス監督協会主催の「監督週間」で上映されるなど、カンヌ映画祭とは縁が深い。
今回の修復はスキャン、修復、DCP(デジタル素材化)までフル4Kで行われた。画像監修は、当時のカメラマンで大島監督の盟友の川又昴氏と、山田洋次監督最新作「小さいおうち」の近森真史カメラマンが担当した。




