野球評論家の東尾修氏(64)と娘のプロゴルファー理子(39)が19日、都内で映画「インターステラー」(22日公開)のイベントでトークショーを行った。宇宙を舞台に父と娘のきずなを描いた作品。

 直前に試写を見た修氏は、涙で目をショボショボさせながら「必ず泣く。涙を見せたくない人とは一緒に見に行かない方がいい」。理子は「感動するところが何回もある」と話した。

 修氏の現役時代は、東京と福岡に離れて暮らすこともあった。理子が「小学校に上がるころには、父は東京に羽根を伸ばしに行ってました」と言うと、修氏は「家族にいい暮らしをさせてやりたくて頑張ってたんだ」と反論。理子は「うちの場合、父がいないのがあたりまえの生活だった。何を頑張っていたのか知らないけど」と笑った。

 それでも、理子は修氏の誇れるところを聞かれると「あります。デッドボールの数」と、日本記録の現役時代の与死球165を挙げて「狙ったところに当てられるんですから」。修氏が「私も悪いが、バッターも踏み込んでくるから、責任は半々」と言うと、理子は「頑張った証しですからね。私の誇りです」と胸を張った。