和田アキ子が9月アポロシアター単独公演
和田アキ子(58)が9月29日に初の海外コンサートを、ニューヨークのアポロシアターで行うことが4月30日、分かった。ブラック・ミュージック(黒人音楽)の殿堂で、尊敬するレイ・チャールズさんの原点でもある舞台を、歌手デビュー40周年の集大成にする。
6~9月の全国ツアーの“番外編”としてあこがれの舞台を選んだ。40年前、和田は「和製R&Bの女王」として米国デビュー後、日本デビューする逆輸入プランが練られていた。しかし、英会話教室をサボり続け、プランは消滅。今回ついにR&B、ブルースの本場で歌声を響かせる。アポロシアターで日本人が単独コンサートを行うのは初めてとなる。
約150年の歴史を誇る同劇場は、20世紀の黒人歌手の聖地だった。ビリー・ホリディ、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、スティービー・ワンダーらが歌ってきた。06年には73歳で亡くなったジェームス・ブラウンさんのお別れ会も営まれた。
和田が神様とするレイ・チャールズさん(享年73)の原点でもある。和田は「彼らと同じ舞台に立てることが本当にうれしい。4年前に訪れたときに、レイちゃんの若いころの写真があった。そして『触ったらステージに立てる』というジンクスの木をなでて『いつかここで歌えますように』とお願いしていたんです」と話す。
チャールズさんとは、10年前に和田のデビュー30周年ライブで共演している。関係者によると聖地で迎える40周年でも、映像などを利用してデュエットを企画しているという。
また、4年前の渡米時に同劇場のあるハーレム地区で出会ったARC(薬物中毒者更生施設)のゴスペル隊をゲストに迎え、「あの鐘を鳴らすのはあなた」を共演する。日本からのツアー客、現地日本人に加え、地元の音楽ファンも客席に陣取る。「日本人として恥ずかしくない、外国の人たちにも通じる歌を歌う」と、早くもジムで体力づくりを始めている。もちろん、歌うためだ。
[2008年5月1日9時1分 紙面から]
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